S-ICDを植え込んでから約1年半で初めて作動しました。
正直、植込んでいるけど本当に動いているの?何かあった時に作動するものなの?
という半信半疑が一変。
今回は作動時の状況についてお伝えします。
〇S-ICD作動時の状況
平日仕事が終わり、自宅へ帰宅後食事を食べ、運動を行いました。
体を動かす中で、体全体のストレッチ、腹筋、腕立て伏せを行っていました。
その腕立て伏せをしている最中に、急に上半身を前から殴られた!もしくはタックルされたような反動!
衝撃に私は驚き、そのまま仰向けに!
すると体がビリビリ!しているような電気が走っていました。
作動直後は、少し息がしづらく、胸が苦しかったことを覚えています。
その時、家族も運動のサポートをしてくれていたため、私に触れていたのですが、少しピリッと感だったが感電をした。とのこと。
腕立て伏せは軽くしていたということよりは、追い込みをかけていました。
腕がプルプルしなんとか1回できるかどうかの状況であと数回と頑張ったところでの作動でした。
急に運動をしたわけではなく定期的に運動はしていて、特別な動きはしていませんでした。
特に思い当たるところとしては、あと何回と頑張っていたこと。。。。くらいかなと。
〇作動直後の対応
仰向けで倒れている状況で、家族が私の状態を案じ、呼吸ができているか、意識があるか、家族から確認を受けました。
呼吸はできており、意識があり、問いかけに受け答えができていたため、少し落ち着くまで5分ほど安静になりました。
その時は、不整脈が出たための作動か、不適切作動かわからなかったため、病院へ向かうべきか迷ったため、まずは#7119に電話相談。
事情を説明し、S-ICDと入れた経緯を伝えると、救急車を呼んで病院へ向かうこと。と指示されました。
そして救急車が自宅へ到着し、乗り込み受診をいつもしてくれている病院へ救急搬送。
〇入院時の状況
救急搬送され、まずは心電図、レントゲン、エコーで心臓の状態や体調の確認を受け、搬送時は大きな異常はなさそうとの判断となりました。
精密に検査をするため、翌日原因を確認するためにそのまま入院することに。
翌朝、S-ICDの確認機器を持ったメーカーの方が来られ、機器チェック。
しっかりと治療エピソードが記録されており、作動していることは確実との判断。
それではどうして作動していたのか原因を探ると、状況から考えて”腕立て伏せ”をしているときの筋電位が影響し、作動しただろうとのこと。
つまり、機器としては正常に働いたが、作動自体は不適切な状況での作動のため、不適切作動とのこと。
その後、念のため、血液検査と心電図を再度測定しましたが、異常はなさそうとのこと。
そこで腕立て伏せのような腕に負荷がかかるような運動はしないように。と指導を受けました。
頑張りすぎることなく適度がいいということですね。
〇その後の生活
入院後、1日半で退院することが無事できました。
現在、腕を大きく使用した運動などは極力せずに、ランニングや腹筋、スクワットなど下半身を中心とした運動に切り替えています。
これらも頑張りすぎずに適度なところで運動をしようと思っています。
あまり極度な運動等もできないと感じる部分は、S-ICDを植え込んだマイナス部分です。
また作動を経験すると、不整脈時以外は再度作動してほしくないため、腕に負担をかけないような生活や頑張りすぎることがない生活にしようと心がけるようになりました。
どのような状態になるとまた作動するかわからないため、少しながらの恐怖を感じながら、本当に不整脈など何かあったら作動するのだろうという入れてよかったと思う安心感。何とも複雑な初作動体験でした。
皆様も思わぬところで作動の経験をする可能性はあると思い、生活を続けることや植え込みを検討されている方も念頭に思っておく方がいいと思いました。
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