S‐ICDを植え込み2年近く経過し、S‐ICDの生活にも慣れてきた中で、突然身近な人が亡くなった。心臓の病気ではなかったが、少し体調が悪いかもということ程度だったそうで、家族からは病院にいって検査してみたら?という中での突然の出来事・・・
私も一度倒れたことがあるため、また起こる可能性はあるなと想像してしまいました。
その予防でS‐ICDを植込み救われた命だからと感じからこそ、今を大事に生きようとだけずっと思っていました。
しかし、よくよく考え、ICD植込者の話も聞くと、ICD/S‐ICDを植込ことで、事前に考えておかなければならないことが増えました。
具体的には、今後病気になった時や老化した時のICD/S‐ICDの取り扱いをどうするかということを決めていませんでした。
(体調不良ICD/S-ICDの取り扱い)
①病気になった時、老化した時に不整脈が多くでるようになった時には、S-ICDが反応し、誤作動含め、何度も電気ショックがかかる可能性が考えられる。
ICD植込者が集まる会で事例を聞くと、過去の植込者(Aさん)に病気や老化で何度も電気ショックがかかる状態になったことがある方がいたそうです。
Aさんは入院している時にもICDによる電気ショックが頻繁し、電気ショックの痛みが嫌でICDの機能を止めたとのこと。
Aさんはその数日後にお亡くなりなったとのことです。
意識がある中での電気ショックは、不快感が非常に強いということで、胸を思い切り飛び膝蹴りされた程度の痛みとよく聞きます。
私は電気ショックを経験したことがないが、聞くだけで電気ショックがないようにと祈り無理はしない生活を送っています。
Aさんの例を聞くと、S‐ICDの機能を停止するときはどんな時か?考えておくべきだなと感じます。環境や年齢により考え方は変わるかもしれませんが、家族にも相談しておくべきだと感じます。
私は意識がある時は、S‐ICDの機能を基本停止せずに過ごしていきたいと今は考えています。
②意識不明の状態になった時にS-ICDの機能を停止するのかどうか?
何かの事故や病気により意識不明の状態になってしまった時、S‐ICDの機能をどうするのか?機能を停止するのか?もしくは継続するのか?
植え込んでいる本人の意思を確認できないため、予めどうするか?ご家族に相談しておく方が家族が困らないと思います。
私は意識不明のままそのまま植物状態が確定すれば、機能停止してもらいたいと今は考えています。
③亡くなった時にS-ICDの植込みがあるため、その対処方法をどうするのか?
具体的には、火葬する時①死後、遺体からの摘出は強制しないこと②家族から葬儀係員を通して遺体に植込まれていることを火葬場職員に申告すること③火葬場では破裂音が起こるまで(30分以内)窓の開閉は行わないこと
またS‐ICDの機能を停止してもらうことも伝えておくことは必要です。
ICD/S-ICDを植込むことは、特殊な事情を抱えながら生きていくことになるため、何かあった時には対処できるような将来へのノートを残しておくべきかなと感じました。
今を大事に生きることに加え、人生の終活に向けてもしっかりと準備しておくことが重要です。
ICD/S-ICD植込む前からこれらのことを検討しておければと今になって思いますが、今からでも定期的に準備と考えていくことができればと思います。
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